• 宇治茶の伊都幸(いとこう)

    生産者だからできる ”昔ながら” の製法で作った “ほんまもん” のお茶を、直接お届けします。

– 80年前の栽培方法 お茶作りの原点回帰 –

 京都府で唯一の村、南山城村。ここで、私たちは長い間、お茶作りに打ち込んでまいりました。

宇治茶の伊都幸 今から約80年前、私の祖父母のさらに前の代の頃、“親子” と呼ばれるお茶の栽培方法がありました。ありのままの茶樹の成長に合わせ、一番茶と二番茶を同時に摘むことで出来るそのお茶は、日本茶本来の甘味が十二分に引き出された、非常に美味しいお茶でした。

 しかし、効率化を推し進める時代の流れと進化の中で、その栽培方法も少しずつ姿を消していきました。現在では、収穫量を格段に増やすために肥料を与えて茶樹の成長を促し、5月と6月の二度の茶摘みを可能にした栽培方法が一気に広まり、一般化しています。

 そんな中でも、私は自分にとってのお茶の原点である “親子” 栽培のあの味をずっと忘れられずにいました。そして、食の安全が叫ばれる今だからこそ、自然無施肥栽培方法を用いて、昔ながらの “親子” 栽培に帰ることを決意しました。

 しかしながら、どんなに栽培方法にこだわっていても、美味しくなければ意味がありません。

井戸野 幸 そこで、私は玉露や抹茶などの高級品で主に栽培される「オクミドリ」という品種の茶樹に注目しました。豊かな香りと非常に深い甘味が特徴の「オクミドリ」で、煎茶を作ることにしたのです。

 そんな想いもあり、自然無施肥栽培方法を用いた “親子” という昔ながらの栽培方法で茶園を作り始め、試行錯誤をくり返し3年が経った平成26年。少しばかりではありますが、やっと納得のいくお茶を収穫することができました。

 80年前の栽培方法を蘇らせて作ったこのお茶を 『親子のきずな』と名づけました。お茶本来の味を、ゆっくり、じっくり、味わって頂ければ幸いです。

平成26年9月吉日 宇治茶の伊都幸 茶師伝人 井戸野 幸(いどの こう)